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教えて、先生!

No.037子供の体力はどうすればつくの?

Q.

子供の体力が落ちているということを耳にするのですが、どうすれば体力がつくのですか?

教えてくれるのは>>>吉田 伊津美先生(東京学芸大学教授)

A.

幼児期は、全身を使って楽しく思い切り遊ぶことで結果的に体力が高まっていきます。親子のコミュニケーションも兼ねて、子供と一緒に外に遊びに行く機会を作れると良いでしょう。また、普段の生活で動ける機会もあるので意識してみてください。

体力は、スポーツや運動するためだけに必要なのでありません。病気から身を守ったり物事に取り組む意欲や気力などの精神面とも深くかかわっており、健康で充実した生活を送る上で大変重要なものです。

体力は体を使うことで培われていきますが、幼児期は一人で行動することが難しい時期です。そのため保護者が子供を取り巻く環境を十分に理解し、積極的に体を動かす機会を作っていく必要があります。

体力というと黙々とマラソンしたり、スポーツ教室に入れれば良いなどと思うかもしれませんが、幼児期は全身を活発に使って色々な遊びをすることで結果的に体力が高まっていきます。

つらいトレーニングは必要ありません。楽しく思いきり遊べることが重要です。

まずは子供と一緒に外に行く機会が作れると良いでしょう。一緒になって色々な遊びをすることが親子のコミュニケーションやスキンシップを図る機会にもなります。子供にとっては親と一緒に遊べることは何よりうれしく楽しい経験になります。

動くことが好きではない方も、外に連れ出してあげることが大切で、誰かが近くで見ていてくれるだけで子供は安心して遊べるはずです。

また、時には階段を使ったり、自転車をやめて歩いてみたり、普段の生活を見つめ直すと意外に動ける機会は身近にたくさんあるものです。

日々の小さな積み重ねが体力を養うことになりますし、その小さな積み重ねはその後に大きな差となってあらわれてきます。大人が意識して子供の身体活動を豊かにしてあげることが必要であるといえます。

★ほん・本・ごほんの番外編★

都立多摩図書館から、テーマに関連する絵本を紹介します。お近くの図書館で探してみてくださいね。

あそぼう あそぼう おとうさん

『あそぼう あそぼう おとうさん』

浜田桂子作 福音館書店

子供と遊びたいと思っているおとうさん、ここに遊び方のお手本があります。おとうさん山によじのぼって、おとうさん遊園地で遊んで、おとうさんとお風呂に入って大あばれ。子供と楽しいことをいっぱいしてください。

※「ほん・本・ごほん」本編は、「都立図書館 こどもページ」にあります。

吉田 伊津美先生のプロフィール

東京学芸大学 総合教育科学系 教授

主に幼児期の運動について、保育所や幼稚園における調査を中心に、発達科学、保育環境など総合的な観点から研究している。

専門は幼児教育、体育心理学。

主なご著書・論文等
「幼稚園教育要領ハンドブック2017年告示版」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領ハンドブック2017年告示版」「保育所保育指針ハンドブック2017年告示版」(以上、学研教育みらい・分担)、「保育と幼児期の運動遊び」(萌文書林・分担)、「演習 保育内容健康」(建帛社・分担)

※プロフィールは平成30年(2018年)3月現在のものです。

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