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教えて、先生!

No.015お菓子は好きなものを好きなだけ食べさせてもいい?

Q.

食事の量は少なめですが、お菓子はたくさん食べます。
お菓子を食べていれば静かにしてくれるので、ついついたくさん与えてしまいますが、
好きなだけ食べさせてもよいのでしょうか?

教えてくれるのは>>>加藤 則子先生(国立保健医療科学院 生涯保健部長)

A.

幼児期は、食事のリズムの基礎を作ります。
お菓子は、食べすぎるとおなかがすくリズムが作られにくくなるので、食事の時間のころにはちょうどおなかがすくように気をつけて適度な量を与えましょう。
決まったルールがあるとよいでしょう。

幼児期の心身の発達は目覚ましく、からだの成長のために体重当たり大人より多くの栄養を必要とし、またいろいろな食と出会って食べる力が育って行きます。食事は大切な生活習慣の一つですから、生活リズムの一環として、食事のリズムの基礎を作りたいものです。

食事のリズムを作るには、おなかがすく時間が食事のタイミングと合うことが大切です。口当たりがよく甘く食べやすいお菓子は、食べさせ方によっては、食事のリズムの強い味方になります。

食事の時間の頃ちょうどおなかがすくように、たとえば食事の2時間位前に適度な量を与えることで、スムースに食事に入ってゆけます。お菓子を与える量の目安はこんな風に考えましょう。

お菓子を食べ過ぎると、このおなかのすくリズムが作られにくくなり、きちんと食事が取れなくなります。食事にはいろいろな栄養素が含まれていますので、食事が十分に取れないと栄養のバランスが偏ります。

食事リズムの習慣をつけさせたいときは、決まったルールがあると、子どもにとって守りやすいです。ルール通り出来たときは、ほめてあげれば自信につながるでしょう。

年長になれば子どもと話し合ってルールを作るのもいいでしょう。食事が大人と完全に同じでは幼児にとっては食べにくいことがあるので、噛んで飲み込みやすいように工夫をしてあげることで、食事のリズムがつきやすくなるかも知れません。

加藤 則子先生のプロフィール

国立保健医療科学院 生涯保健部長。専門は母子保健。

小児医学・公衆衛生学等の知見に基づきながら、一生の健康づくりの基礎である乳幼児期のすこやかな発達のための、生活や環境なども含めたトータルな食育を提言。

厚生労働省「食を通じた子どもの健全育成(-いわゆる「食育」の視点から-)のあり方に関する検討会」(H15年~16年)の委員として報告をまとめ、同検討会による乳幼児の保護者向けリーフレット「楽しく食べる子どもに ~食から★はじまる★健やかガイド」の作成にもかかわる。

主なご著書等
「子どもをとりまく環境と食生活 ~妊娠期からのすこやかな発育・発達のために」
(編著)(日本小児医事出版)、
「子育ても仕事も捨てられない」(メディサイエンス社)、
「小児保健シリーズN0.61 乳幼児期の食育 ~食育の観点から子育て支援を考える~」(編集)((社)日本小児保健協会出版)ほか。

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