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教えて、先生!

No.008体を動かすためにはどんなことをすればいいの?

Q.

乳幼児期は体を動かすことが大切だと教わりましたが、どんなことをすればいいですか?

教えてくれるのは>>>吉田 伊津美先生(東京学芸大学 教授)

A.

子供は本来、動きたい気持ちを持っているもの。難しく考えないで、子供が関心をもつことや楽しんでいることを活かして、体を動かしましょう。

乳幼児期の「運動」はスポーツではなく遊びです。何かを身につけるために行なっているのではありません。スポーツ教室などで特定の運動だけをしていたのでは、その運動は得意になるかもしれませんが、やったことのない別の運動は上手にはなりません。運動発達の研究でも、スポーツ的な指導、画一的な指導を行なっているよりも、いわゆる遊びとして、自分のやり方で体を思いきり動かし、色々な遊びを行なっている子供の方が運動能力は高いとされています。

子供は興味のあるものに関わっていきます。まずは興味のある環境が周囲にあることが大切です。子供にとって面白そうなこと、楽しそうなことです。これを人と場所とで考えてみましょう。親やきょうだい、友達など周囲の人たちが面白そうなことをやっていたり、楽しそうな雰囲気だとどうでしょう。近寄ってきたり真似していたりしませんか?また、好奇心をそそられる場所や、変化のある所には指示しなくても関わっていることがありませんか?高いところがあればよじ登ったり、段差があれば飛び降りたり、お行儀は悪いけれどベッドの上でぴょんぴょん跳び跳ねたりなどです。これこそが子供にとっての運動です。

乳幼児期は、身近な親やきょうだいの影響が特に大きいので、親がその気になればもともと活動欲求の高い子供は夢中になって遊ぶ(運動する)でしょう。難しいことはありません。公園などの広い場所に連れて行ったり、親子で一緒に遊んで、たっぷり体を動かしましょう。

吉田 伊津美先生のプロフィール

東京学芸大学 総合教育科学系 教授

主に幼児期の運動について、保育所や幼稚園における調査を中心に、発達科学、保育環境など総合的な観点から研究している。

専門は幼児教育、体育心理学。

主なご著書・論文等
「幼稚園教育要領ハンドブック2017年告示版」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領ハンドブック2017年告示版」「保育所保育指針ハンドブック2017年告示版」(以上、学研教育みらい・分担)、「保育と幼児期の運動遊び」(萌文書林・分担)、「演習 保育内容健康」(建帛社・分担)

※プロフィールは平成30年(2018年)3月現在のものです。

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