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教えて、先生!

No.007乳幼児期に体を動かすことが大切なのはなぜ?
あまり体を動かさなくてもかまわない?

Q.

子供がテレビ番組やテレビゲームなどが大好きで、室内にいてあまり動かないことが多いのです。室内なら安全だし、何よりテレビを見ていれば静かにしているので助かるのですが、かまわないでしょうか?

教えてくれるのは>>>吉田 伊津美先生(東京学芸大学 教授)

A.

乳幼児期はいろいろな基本的な動きの経験が大切ですから、できるだけ楽しく体を動かして遊びましょう。

乳幼児期は、歩く、走るなどのいろいろな動き(基本的な動き)を身につけやすい時期です。
この時期に色々な動きが身についていないと、大きくなってから自分の体を自分でコントロールすることが上手にできなくなってしまいます。

動きはスポーツをするためだけに必要なのではありません。普段の生活で無意識にやっていることには全て動きが伴っています。

いろいろな基本的な動きが無理なくスムーズにできるからこそ、その組み合わせである様々な生活の動きやスポーツの複雑な動きが不自由なくできるのです。

いろいろな動きを身につけるためにはいろいろな動きを経験することが必要です。

色々な動きの経験とは何を指すのでしょうか?それは全身を使った遊びです。
ゲームでは親指はいっぱい動いているかもしれませんが、全身を使うことはしていませんね。

便利な生活で体を動かすことが少なくなっていますが、伸びたり屈んだり、跳んだりくぐったり、体を動かすような遊びをたくさんするとよいのです。

さらに、体を思いきり動かせばお腹もすいて疲れて寝る。生活リズムの形成にもつながります。
室内にこもってばかりいたのでは、結果的に不器用で不健康な子供を育てていることになるのです。

実は、乳幼児期に動きを身につけることにはもう一つ重要な意味があります。それは、体を使って色々なことができることで子供が自分に自信を持ち、意欲的になるということです。

できるだけ屋外で体を動かして楽しく遊んでください。もし、外に行くことができない時は、室内でも親子でスキンシップをはかりながら遊んでみてはいかがでしょうか?実は親のシェイプアップにもなったりして!

吉田 伊津美先生のプロフィール

東京学芸大学 総合教育科学系 教授

主に幼児期の運動について、保育所や幼稚園における調査を中心に、発達科学、保育環境など総合的な観点から研究している。

専門は幼児教育、体育心理学。

主なご著書・論文等
「幼稚園教育要領ハンドブック2017年告示版」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領ハンドブック2017年告示版」「保育所保育指針ハンドブック2017年告示版」(以上、学研教育みらい・分担)、「保育と幼児期の運動遊び」(萌文書林・分担)、「演習 保育内容健康」(建帛社・分担)

※プロフィールは平成30年(2018年)3月現在のものです。

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