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教えて、先生!

No.006言葉がわからない子供に話しかける意味はあるの?

Q.

まだ言葉がわからない子供に、声をかけたりする意味はあるのでしょうか?言葉の意味がわかっていないので、話しかけても無駄ではないですか?

教えてくれるのは>>>成田 奈緒子先生(文教大学教育学部教授・小児科専門医)

A.

大人の言葉が刺激となって神経のつながりができ自分でしゃべるための基礎になるので、脳の発達の観点からも話しかけることはとても大切です。どんどん声をかけましょう。

最近は脳の働きを簡単に測る装置が開発されたので、生まれたばかりの赤ちゃんでも盛んに実験が行われています。 それらによると、新生児でも、大人の言葉や音楽を聴いたときには、それ以外のときには見られない脳の活発な働きがみられることが分かってきています。

面白いことに、意味のある言葉を大人がしゃべっている時には活発に脳は反応するのですが、その声を録音して逆再生すると全く反応しないという結果も報告されています。子供は自分でしゃべることができない時期にもしっかり大人の言葉を聞いていて、それによって脳が反応しているんですね。 ですので、言葉をしゃべりだす前の子供に、たくさん話しかけることはとても重要なことです。

赤ちゃんの脳の中では大人の言葉が刺激となってどんどん神経細胞のつながりができていきます。これが後々自分でしゃべるための基礎になりますので、できるだけたくさんの言葉をはっきり聞かせてあげてください。

理想的には少し高めの声でゆっくりと、そして赤ちゃん言葉ではない言葉で語りかけるのが良いとされています。また、具体的な物の名前を指す言葉(犬、お花、バナナなど)だけではなく抽象的な言葉(きれい、たのしい、だいじょうぶなど)もおりまぜて乳児期から積極的に大人が話しかけるようにすることで、将来これらの言葉の理解が容易になり、論理思考を促すことができます。 どんどんお子さんに声をかけてくださいね。

成田 奈緒子先生のプロフィール

成田 奈緒子先生(文教大学教育学部教授・小児科専門医)

発達脳科学の研究と、小児科専門医としての臨床の経験をもとに、心と脳の発達の観点から、早起き・早寝や食、運動など生活習慣確立のための調査研究や、講演会などの啓発活動を全国的に行っている。

主な著書
「脳の進化で子どもが育つ」(芽ばえ社)、
「脳と心の子育て」(ブレーン出版)、
「5歳までに決まる!才能をグングン引出す脳の鍛え方 育て方」(すばる舎)ほか。

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