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教えて、先生!

No.005どんなことが子供の発達とってよい刺激になるのでしょうか?

Q.

育児の本によく「刺激を与えましょう」と書かれていますが、どんなことが刺激になるのでしょうか?よい刺激、よくない刺激がありますか?

教えてくれるのは>>>成田 奈緒子先生(文教大学教育学部教授・小児科専門医)

A.

目から朝の光が入ること、大人の声を聞くこと、おもちゃを触ること、ミルクやおっぱいの匂いや味・・・生活そのものが刺激になり脳に神経のつながりをつくります。強すぎる刺激や地球のリズムに反した刺激はお勧めできません。

生まれたばかりの赤ちゃんは、自分では立つこともご飯を食べることもできません。また、昼夜の区別もないし、排泄もコントロールできません。でも一年くらいの間に、いつの間にか自分で立ち、ご飯を三食食べられるようになり、夜はぐっすり眠るようになります。

この、いわゆる「発達」を促すために刺激が必要なのです。刺激とは、生活そのものともいえます。

たとえば・・・

  • ○朝日を浴びること(目から入る視覚の刺激)
  • ○ミルクを飲むこと(鼻から入る匂いの刺激や舌で感じる味の刺激)
  • ○大人の声を聞くこと(耳から入る聴覚の刺激)
  • ○おもちゃで遊ぶこと(肌から入る触覚)

など、いわゆる五感と言われる感覚を通して、赤ちゃんの脳には生まれたその日から絶え間なく刺激が入ってきます。これが赤ちゃんの脳に神経のつながりを作っていき、自立した人間への成長を促します。

ですから「良い刺激」とは上に書いたような、毎日繰り返し行われる、赤ちゃんと大人の暮らしの中で五感を通して与えられる刺激全てを指します。決して強い刺激ではありませんが、繰り返されることによって脳は着実に発達します。

反対に、強すぎる刺激(テレビや点滅する光など)や地球のリズムに反した刺激(太陽が沈んだあとに与えられる人工光の刺激)などは脳の発達を混乱させてしまうので、お勧めできません。お日様のリズムに生活を合わせ、自然な刺激をなるべく規則正しく繰り返し与えるようにしましょう。

成田 奈緒子先生のプロフィール

成田 奈緒子先生(文教大学教育学部教授・小児科専門医)

発達脳科学の研究と、小児科専門医としての臨床の経験をもとに、心と脳の発達の観点から、早起き・早寝や食、運動など生活習慣確立のための調査研究や、講演会などの啓発活動を全国的に行っている。

主な著書
「脳の進化で子どもが育つ」(芽ばえ社)、
「脳と心の子育て」(ブレーン出版)、
「5歳までに決まる!才能をグングン引出す脳の鍛え方 育て方」(すばる舎)ほか。

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