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地域の取り組み

東京都内の自治体や団体等の取り組みを紹介します

[ 18年度の事業 ]

平成18年度~20年度の事業は「子どもの生活習慣確立プロジェクト」
関連事業として紹介したものを掲載しています。

「東京都教育の日(11月4日)」を中心に、10地区の区市と連携し、「子どもの生活習慣の確立」に向けた取り組みが、各地域の特性を生かして展開されています。
ここでは、就学時健診の機会を活用し、入学前の子どもに身につけさせたい生活習慣の取り組みをはじめ、乳幼児とその保護者を対象とした「読み語り」を通じたコミュニケーションづくりの活動など、様々な活動事例を紹介していきます。

新宿区 就学時健康診断を活用した子どもと保護者に向けた入学前プログラムの実施
台東区 ~朝ごはんを食べよう!(子どもの生活リズム向上のために)~
北区 親子でチャレンジ飛鳥山
足立区 「読み語り」を通じた、子どもたちの人間形成を目指して
葛飾区 PTAが主体となった生活習慣確立に向けた取り組み
小平市 「元気100%健康づくりチャレンジ」
― 子どもの生活習慣確立は学校・家庭・地域の連携で―

★就学時健康診断を活用した子どもと保護者に向けた入学前プログラムの実施

新宿区の取り組み
保護者の不安解消と子どもの自立を目指して

入学前プログラム「ともだち たくさん つくろうよ」新宿区では、小学校入学前の就学時検診等を活用し、不安な気持ちを抱えている保護者に対して、その不安を取り除くとともに、子どもの自立をサポートする ことを目的とした入学前プログラム「ともだち たくさん つくろうよ」(ハートフルコミュニケーション)を実施しました。
昨年度、区内の1校でモデルケースとして行ったところ、入学後の保護者間のコミュニケーションが活発になるとともに、子どもたちも落ち着いた態度で学校生活に取り組むなど大きな成果があったことを受け、今年度は9校の小学校で実施します。

入学までの親の役割と子どもへの接し方

取り組みの一例として、区立鶴巻小学校では、11月2日の「就学時健康診断」の日と、その週の日曜日の2日間を利用して事業が実施されました。2日間と も対象となるほとんどの子どもと保護者が参加し、保護者と子どもがそれぞれの会場に分かれて取り組みが進められました。
保護者の会場では、子育てのサポート活動を行っている専門家を講師にして、保護者が抱えている不安や疑問を出し合い、解決の方法について相互に話し合う 機会が持たれました。講師からは、この時期から入学までの間で、小学校生活を楽しく過ごすための親の役割や子どもへの接し方について具体的な提案などがあ り、保護者は講師の話や他の参加者の発言に共感する様子が伺われました。この間、子どもたちは別室で、体操の指導者によるゲームや外国語専門学校の英語教 師によるレクリエーションなどを通じて、幼稚園、保育園に係わりなく、新1年生に向けた友だちづくりが自然に行われました。
新宿区では、昨年度の成果を踏まえながら、今年度の取り組みをステップに、次年度以降すべての小学校でこれらの活動が実施できるように進めていく予定です。

★「朝ごはんを食べよう」をテーマとした取り組み

~朝ごはんを食べよう!(子どもの生活リズム向上のために)~
台東区の取り組み
地域ではぐくむ子どもたちの豊かな心

台東区心の教育推進区民大会台東区では、平成16年度から家庭・地域・学校が一体となって子どもたちの豊かな心をはぐくもうと、「下町台東の美しい心づくり」に取り組んでいます。
今年度は、子どもたちの基本的な生活習慣を見直し、生活リズムを向上させることが「学力」や「道徳観」の向上、「心の教育」の育成につながるとの観点か ら、10月下旬に実施した「台東区心の教育推進区民大会」では、「朝ごはんを食べよう」をテーマに、関連の取り組みが行われました。
区長から「子どもたちの基本的な生活習慣を見直すことが大切であり、そのためには家庭でのルールづくりが大切である」との趣旨の挨拶の後、心が躍動するイメージを表した「下町台東の美しい心づくり」シンボルマークの発表などが行われました。
その後、「朝ごはんの大切さ」をテーマにした音楽劇『朝ごはんはどうした?』が二期会マミーシンガーズによって披露されました。朝の食卓の様子が歌と劇で演じられ、生活リズム向上の大切さをわかりやすく参加者に伝えていました。

寺田農さん  さらに第三部では、俳優の寺田農さんによる「心を育てる家庭のしつけ」をテーマとした講演が行われました。「子どもは常に親の背中を見て育つ。親のわがま まで子どもを振り回すようなことがあってはいけない。」と語り、親自身が自分の生活を見直すことから始めることの必要性を訴えました。
台東区では今後、子どもの生活習慣確立の取り組みを区内全域に広げるため、関連のリーフレット、ステッカー、シンボルバッチ等を作成し、町会連合会や PTAをはじめ、青少年育成団体等と行政が協働し、区内の全ての幼稚園、保育園、小学校、中学校や地域を通じて、各家庭に対し様々な生活習慣向上に向けた 取り組みを実施していく予定です。

★親子でチャレンジ飛鳥山

北区の取り組み
親子のコミュニケーションを進めるために

親子でチャレンジ飛鳥山 親子でうまく会話ができない、一緒に過ごす時間が少ないという家庭が増え、互いにうまくコミュニケーションがとれないことが家庭内のトラブルや子どもの健やかな成長にも影響を与えているということで、親子で参加して、協力したり話し合ったり、一緒にお弁当を食べたりしてお互いのコミュニケーションを促進させる目的で、11月23日(木・祝)に区内の飛鳥山公園で「親子でチャレンジ飛鳥山」が開催されました。
この催しは、北区青少年委員会と連携して開催されたもので、『時空を超えて』というテーマに基づき、過去・現在・未来をイメージして会場内に10ヵ所設けられたコーナーを親子でチームとなって巡り、協力してクイズや体験ゲームなどの課題をクリアしていくポイントラリー形式のイベントです。

飛鳥山は親子の笑顔がいっぱい

ゲームの様子  雨の予報に参加者の出足が気になりましたが、210組・約700名の参加があり、スタッフを含め総勢約800名が参加して、秋の飛鳥山は一日賑わいを見せていました。
 開催前夜、宇宙から発信されたメッセージが会場の飛鳥山に飛び散ってしまい、これを集めてメッセージを完成させるという設定で、広場に集まった参加者に説明を兼ねたスタンツが披露されました。区長をはじめとする来賓の激励を受け、区長の打ち鳴らす太鼓の合図で参加者は各コーナーをめがけて散っていきました。各コーナーでは趣向を凝らしたクイズやゲームに親子で協力してチャレンジし、アイテムと呼ばれる「文字」を手に入れていきます。
 昼時には持参したお弁当に舌鼓を打ち、会場のあちらこちらで、親子が楽しそうに会話をしたり、ゲームに興じる姿があり、一日中笑顔が絶えませんでした。
 最後に再び広場に集まった参加者は、集めたアイテム(文字)をチーム毎に組み合わせて『宇宙からのメッセージ』を解読。正解者を対象にジャンケンゲームを行い、上位入賞者には賞品も手渡されました。
 北区では、「親子でチャレンジ飛鳥山」を皮切りに、北区立幼稚園PTA連合会と連携した「家庭教育講座」や、子どもの居場所づくりを行っている「地域寺子屋」等において、子どもの生活習慣の確立に向けた取り組みを実施し、子どもの生活習慣の大切さについて保護者や地域の人たちに働きかけを行っていく予定です。

★「読み語り」を通じた、子どもたちの人間形成を目指して

足立区の取り組み
読み語りは基本的生活習慣の基礎

読み語りキャンペーン  足立区では、乳幼児期を人間形成にとって最も重要な時期と捉え、特に、親から子への絵本の読み語りは、子どもの感性をはぐくむとともに親子のコミュニ ケーションづくりや信頼関係の構築など、基本的な生活習慣を培う基礎となるとの考えから、今年度から3ヵ年を「読み語りキャンペーン」として事業を行って います。
この取り組みでは、0歳から5歳児の子どもと保護者を対象に、図書館、幼稚園、保育園、保健センター等などの様々な場を活用した取り組みを進めています。

乳児もお話に夢中です

区立中央図書館では毎週金曜日に職員とボランティアが連携して、0~1歳児、2~3歳児、3~5歳児別に読み語りを行っています。
0歳児や1歳児が、ちゃんと話を聞けるのかと思われますが、絵本の読み語りが始まると、話をする人の顔をじっと見つめ、時々手を振るなどして真剣に話を 聞いている様子が伺われます。中には、保護者の膝の上から立ち上がり、本の方へ近寄っていく子も見受けられました。リピーターも多く、何度も来る間に保護 者同士が親しくなり、同じ年頃の子どもを持つ親としての悩みを話すなど、この取り組みが情報交換の場にもなっています。
足立区では、今後、「読み語り」を区民運動として展開するとともに、キャンペーン活動を盛り上げるイベントの実施、0~5歳児までの発達段階に応じた絵 本の紹介や読み語りの手法等についての絵本ガイドの発行、リーフレットやポスターの作成、ボランティアの育成など、幅広い活動を行っていく予定です。

★「PTAが主体となった生活習慣確立に向けた取り組み」

葛飾区の取り組み

神山潤先生 葛飾区小学校PTA連合会と葛飾区が主催するPTAブロック研修会が11月25日(土)に区立飯塚小学校で開催されました。
 今年度、葛飾区では子どもの生活習慣の確立に向けた取り組みを研修課題とする各種講演会を、PTA研修会等で開催してきましたが、当日は小児神経科医で、「子どもの早起きをすすめる会」http://www.hayaoki.jpの発起人のひとりである東京北社会保険病院院長(2009年4月1日より:東京ベイ・浦安市川医療センター センター長)の神山潤先生を招いて「子どもたちを伸ばす生活リズム」をテーマに講演会が実施されました。
 講演会には200名を越える参加者が集まり、このテーマについての保護者の方々の関心の高さが伺えました。

生活リズムの乱れが心身に及ぼす影響

講演会「子どもたちを伸ばす生活リズム」  講師から、夜10時、11時にコンビニやビデオ店にいる就学前と思われる子どもや親子の画像が事例として紹介され、夜10時以降に就寝する3歳児の割合が年々増加している現状や、日本の子どもの就寝時間の遅さが世界第一位であることなどを指摘した上で、就寝時間の遅れによる睡眠不足が、子どもに及ぼす心身への悪影響について科学的根拠に基づいて説明がありました。
 また、睡眠不足が学力へ及ぼす影響や、不規則な生活によって脳の発達のバランスが崩れ、それが情緒を不安定にさせる可能性についても触れられ、子どもの生活リズムを規則正しくすることの大切さを参加者に働きかけました。

早起きから始めてみよう

早起きをして朝の光を浴び、朝ごはんをしっかり食べ、日中に十分な活動をすると、夜もぐっすり眠れるので、規則正しい生活リズムが身につきます。しかし、そのためには家庭の理解が不可欠であり、保護者が自らの生活リズムを振り返った上で、子どもとコミュニケーションを十分に図って、生活リズムを改善していくことが必要であるとの話がありました。
 会場の参加者は講師の話にみな熱心に耳を傾け、メモを取りながら大きくうなずいている人たちも多く見かけられました。
 葛飾区では、今後、生活リズムに係わる「早寝・早起き・朝ごはん」をテーマにした親子コンサートの実施や生活リズムを小学生自らが点検できるカレンダーの作成など、子どもの生活習慣確立に向け、区をあげて様々な活動を展開していく予定です。

★「元気100%健康づくりチャレンジ」

―子どもの生活習慣確立は学校・家庭・地域の連携で―
小平市の取り組み

元気100%健康づくりチャレンジ 小平市では、教育委員会をはじめ、学校、次世代育成部、健康福祉部等と連携し、実行委員会を組織して子どもの生活習慣の確立に向けた取り組みを展開しています。
 11月4日(土)の「東京都教育の日」に合わせて、小平第五小学校で実施された「元気100%健康づくりチャレンジ」の様子を中心に、小平市の取り組みの概要を紹介します。
 当日は、1年生から6年生の子どもとその保護者約140名が参加し、親子が協力し合いながら「親子で体力チェック」、「親子でリズムなわとび」、「親子で健康クッキング」などに挑戦していました。土曜日ということもあり、子どもと一緒に汗を流す父親の姿も多く見かけられました。
 プログラムの最初と最後には生活習慣の大切さについて話を組み入れるなど、楽しく健康づくりや食育などを学べるきっかけづくりの工夫が凝らされていました。

親子で健康クッキング この取り組みには地域の多くの人たちがボランティアとしてあらゆる場面に係わるなど、改めて、生活習慣の取り組みなど子どもの育成を効果的に進めるためには、学校・家庭・地域の連携の必要性が感じられました。
今後、小平市では、子どもの生活習慣の確立に向けた講演会の開催、学校医、養護教諭が連携した保護者向けの生活習慣確立パンフレットの作成づくりを行い ます。さらに、保育士が中心になって未就学児が遊びを通じて生活習慣について学べる「いろはかるた」を作成したり、望ましい食生活の確立を図るため、保健 師を中心に「野菜」をテーマにしたカレンダーづくりなど、地域社会全体で子どもの生活習慣の確立に向けた取り組みを進めていく予定です。


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